KOO-KI TOPICS - KOO-KI恒例行事『空気塾』が約10年ぶりに復活!?全貌をご紹介します!

KOO-KI恒例行事『空気塾』が約10年ぶりに復活!?全貌をご紹介します!

KOO-KI広報のヒージャーです。

今回は、昨年末の2023年12月28日にKOO-KI福岡オフィスで行われた『空気塾』という社内イベントについて、お知らせさせていただきます。

このイベントでは、KOO-KIが「絶対に面白いものしか作らない」というモットーを26年も貫いてきた秘訣を垣間見ることができる内容でしたので、皆様にも一部ご紹介させていただきます。


 

そもそも『空気塾』って何?

『空気塾』とは2011年まで開催されていたというKOO-KIの恒例行事で、自分の直近の仕事を全社員の前でアピールするプレゼン大会です。当日急遽、発熱や仕事で参加できないスタッフもいましたが、総勢19名がプレゼンに参加しました。

プレゼンターはディレクター、プロデューサーだけに限らず、PM、アシスタントディレクター、CGクリエイター、プログラマー、広報などほぼ全社員。日頃、人前でプレゼンしない職種のスタッフもいます。

しかし、どんな立場であっても人に何かを伝える術は必要なので、その術を学び合う場になればとの思いから約10年ぶりに復活しました。
(復活の経緯はPodcast「ケイシャのしゃべり場」 #122 でも少しお話ししています。良かったらぜひどうぞ♪)

今回は10年以上ぶりという事もあり、ほとんどのスタッフが『空気塾』初体験。
前情報としては、『空気塾』を制した優勝者には、賞金とチャンピオンベルトが贈られるという伝聞のみ。過去の資料は一切ありませんでした。

『空気塾』と書かれたチャンピオンベルトは、いつも福岡オフィスの入り口正面に飾られています。もし来社された事がある方なら、このイカツイ黄金ベルトは何だろう⁉︎と不思議に思った方も多いのではないでしょうか?

因みにこのチャンピオンベルト、プロレスの衣装などを作る会社さんに作ってもらったそうですよ。
年に1回の恒例行事も楽しみながら手を抜かない。KOO-KI イズムはこうやって脈々と受け継がれていたんですね。


さて、プレゼンのルールに戻ります。プレゼン時間は1人10分+質疑応答5分という時間制限のみ。
プレゼンの切り口は仕事に関わる事であればなんでもOK。
ただし、どうせ伝えるなら人に「オモシロイな!」と思わせる所まで持っていこう!
というのが何ともKOO-KIらしい、自由であり同時に厳しいテーマです。

しかし広報担当ヒージャー的には、百戦練磨のKOO-KIディレクター・プロデューサー陣が日頃から鍛えているプレゼン力を間近で見れる、またとないチャンス!クライアントさんへのプレゼンに同席する機会はないので、個人的にはこの日を非常に心待ちにしていました。

 

いよいよ『空気塾』が始まりました!

午前11時、はじめに木綿社長からプレゼンのルールや注意点の説明がありました。


聞き手はいつものデスク、東京や大阪オフィスから来たスタッフは空いている席に座ってプレゼンを聞きました。

しかし、聞き手も黙ってはいません。

質疑応答の時間以外でもプレゼンターに果敢に挑みます。おかげで昼食を挟んで17時過ぎまで行われた『空気塾』はどのプレゼンも魅力的で、飽きることなく参加する事ができました。

プレゼン内容は未公開案件も含まれるため、全員分を事細かく紹介する事はできませんが、全19名のプレゼンをタイプごとに一部紹介していきたいと思います!タイプ分けはヒージャーの主観ですので、あらかじめご了承ください。

タイプ1:もうすぐ完パケ!情熱メラメラタイプ


まず初めにご紹介したいのが「もうすぐ完パケ案件」。まだ公開はしていませんがもうすぐ納品なので制作途中の記憶も新しく、気持ちの入ったプレゼンすることができるという情熱メラメラタイプです。未公開作品はみんな初見なので質疑応答が大変盛り上がりました。

このタイプは写真上から左回りにディレクター木綿プロデューサー嶋村ディレクター小川のプレゼンでした。


タイプ2:好き語りタイプ


続いては「自分の好き」を全面アピールするタイプ。自分は仕事のこういうところがたまらなく好き!というフェチズムを作品を通して紹介するタイプです。自分の好きを楽しく語る姿は、観ている側にもその楽しさが伝わるプレゼンでした。

このタイプは写真左からアニメ大好きディレクター白川、音楽好きディレクター上原の2名でした。
大学時代から刺激し合う同級生二人のプレゼンは、お互いの道を極めつつもまだまだこれからさらなる高みを目指しているというのがビシバシ伝わる内容でした。

 

タイプ3:1案件・深掘りタイプ


一番多かったのが「1案件深掘り」タイプです。自分がその案件にどう関わり、どういったところを工夫して、どんなところに成功・失敗したのかを深掘りしていきます。一緒の案件に関わっていないメンバーからすると、各人が具体的にどういった仕事をしていたのか知らない部分が多いので、そんなことまでやっていたのか!という新しい発見のあるプレゼンでした。


このタイプは原山窪田本田小澤生嶋山内古城戸泥谷の8名で、最も多いスタイルでした。

 

タイプ4:複数案件、グッドバランスタイプ


続いては直近のお仕事をバランス良く、見事にまとめたタイプです。KOO-KIの目指すミッションと照らし合わせてみたり、どの部分が一番苦労したのかなど、関わった複数案件をバランスよく紹介していました。

このタイプは写真左からプロデューサー河原プログラマー林田です。
作品をバランス良く紹介していると言ってもそれぞれ個性が垣間見えるので、河原プレゼンでは「どことなくなんとなく」の崖撮影のシーン、林田プレゼンの時は工作好きな部分について、質疑応答が盛り上がっていました。

 

タイプ5:仕事のやり方、共有タイプ


最後は仕事をする上での心構えや方法など、なかなか聴けない貴重なお話しを共有してくれたタイプです。各人の持っている有益なスキルを、一度に全社員に本人の言葉で共有される。プレゼン資料をSlackで共有するのとは、受け手の感じ方は雲泥の差でしょう。

このタイプはディレクター高村石井監督江口CGクリエイターゆうじろうの4名でした。
中でも江口監督のプレゼンはみんなに問いかけをしたり、日本国内1位、グローバルで6位を記録したNetflix「サンクチュアリ-聖域-」のお話など、聴く人をプレゼンに引き込む術が長けていたのが印象的でした。

 

プレゼンの後はみんなで投票(評価)し合い、チャンピオンを讃えあう!


全員のプレゼンが終了した後は各人が良いアピールだったなと思う3名に投票しました。

最も得票数の多い人から順番に1位、2位、3位が決定し、さらに社長・副社長判断による特別賞も設けられました。
副代表・白川が投票に書かれた名前を読み上げ、副代表・小澤がボードに正の字を書いていきました。


そして気になる今回の空気塾チャンピオンは…

PM古城戸 利香!圧倒的な得票数でぶっちぎりの優勝でした!

内容は「スケスケ展」の全国巡回展で展示したフォーミュラカーの搬入が一筋縄では行かなかった!というかなりマニアックなお話しでした。全国12ヶ所、各会場ごとに発生する課題をいかにしてその道のプロ達と一緒に乗り越えたのかというのが写真と共に紹介され、企画展の知られざる裏側にみんな引き込まれていました。

続いての受賞者はプロデューサー河原とディレクター高村が同点2位!

漫画原作を忠実に再現するために、足場のない崖地での撮影を無事乗り越えたプロデューサー河原 幸治 と、インタラクティブ案件の依頼が殺到している理由を仕事のやり方を通して説明してくれたディレクター高村 剛
どちらも興味深い話でみんなを魅了していました。

最後に、社長・副社長判断による特別賞は石井くんと、私ヒージャーでした。

いつも時間管理が上手なアシスタントディレクター石井の仕事のやり方や、絵を描く事が本当に好きな点など、新しい発見がありました。私は「映画めんたいぴりり〜パンジーの花」の宣伝・広報でうまく行かなかったお話しをさせていただき、失敗談を勇気を持って発表した点を評価頂きました。

 


最後に

 

忖度ナシの投票結果はいかがでしたでしょうか?良いものは良いと素直に褒め称えられる会社の雰囲気は、スタッフ一人一人が醸し出す雰囲気によって作られるので、とても貴重でありがたいものですね。

次回は今回のチャンピオン 古城戸 利香を超えるプレゼンターは現れるのでしょうか⁉︎


1年後の『空気塾』、チャンピオンベルトを奪いにかかってこいや〜!