
【大阪・関西万博】KOO-KIスタッフがリアル体験!心を動かされた“推しコンテンツ”とは?
2025年、未来の技術やアイディアが世界中から集まる大阪・関西万博。
私たちKOO-KIも、以下の4つのコンテンツ制作で大阪・関西万博に携わらせて頂きました。
🔴関西パビリオン「HYOGO ミライバス」
🔵未来の都市パビリオン・コモン展示2 – 「めぐみがめぐるエネルギー」
🔴大阪ヘルスケアパビリオン・ミライの都市ゾーン「時空を超える学び場」
🔵スシロー未来型万博店 外観&エントランスサイネージ
「せっかくならKOO-KIが関わった作品をみんなで観に行こう!」
そんな想いから、KOO-KIメンバー総出で社員旅行も兼ねて大阪・関西万博に行ってきました🏃💨
残念ながら仕事の都合で参加できなかったメンバーもいましたが、ほぼ全員が大阪に集結。各パビリオンを全力で楽しんできました!
ただし、皆様ご存じのとおり、多くのパビリオンは事前予約制。「2ヶ月前抽選」、「7日前抽選」、「3日前空き枠先着」に事前エントリーすると最高3つ取れるという計算になりますが、抽選なのでKOO-KIが携わったパビリオンに必ず入れるとは限りません…。
KOO-KIメンバーのほとんどが多くても2つしか事前予約できておらず、延泊して3日間も万博を堪能した猛者もいましたが、それでも180以上もあると言われる全てのパビリオンを回ることはできなかったそうです。
そこで、この記事ではKOO-KI広報担当のヒージャー1人が回ったパビリオンだけでは情報がうっす〜くなってしまうので、KOO-KIメンバーからも情報を集め、
みんなの心を動かした“推しコンテンツ”を一挙にご紹介します!
映像制作会社で働く人々が、どんなところに注目し、どんなところに興味をそそられたのか⁉︎
をご紹介することで、これから万博を訪れる方の、パビリオン選びや現地での楽しみ方の参考になれば幸いです。
万博は入場ゲートに入るまでが一番大変⁉️
カンカン照りの猛暑の中、2025年7月25日(金)朝9時入場のチケットを片手に、東ゲート前に到着。想像以上の混雑と灼熱さに愕然としました。集合写真とか撮りたいなぁと思っていましたが、密集し過ぎてそんな余裕は全くありませんでした。(写真左)東ゲート前は9時の入場1時間前でこの状態。日傘をささなくても隣の人の日傘に入れるぐらいギチギチです。
(写真右)左から林田くん、原山くん、外山くん、本田さん。万博初体験の若手の皆さんも、事前に万博を訪れていた諸先輩方の話を聞いて、帽子・日傘・サングラスなど暑さ対策もバッチリです!
とは言え、東ゲートをくぐるまで人混みの中に1時間。(この時が正直一番キツかった〜!)
それでも「来てよかった!」「また行きたい!」と思える体験がたくさんありましたので、まずはKOO-KIが制作を手がけた4つのコンテンツからご紹介させて頂きます😆
KOO-KI制作コンテンツ4作品の見どころと、そのパビリオン内では他に何が楽しめるの?
1. 関西パビリオン「HYOGO ミライバス」
東ゲートにほど近い【関西パビリオン】は、滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・徳島・福井・三重の9府県の魅力がぎゅっと詰まったパビリオンです。今回、こちらは広報担当ヒージャーも事前予約が取れましたので、張り切ってレポートさせて頂きます!
まず、パビリオンの中に入ると中央には天井までそびえ立つ各府県の紹介サインとスタンプ台があり、そこから放射線状にぐるっと9つのブースがならびます。
どのブースも趣向を凝らした展示で目移りしますが、ここはまず小澤 利男プロデュース、上原 桂ディレクションによる兵庫県コンテンツ「HYOGO ミライバス」へ直行です。
上映は10分間で、15分おきにスタート。タイミングによっては少し並びますが、比較的スムーズに入場できます。
エントランスでまず目を引くのは、天井から吊るされた折り鶴?と思いきや、すべて“コウノトリ”!
一度は絶滅したものの、兵庫県の取り組みにより野生復帰を果たし、いまや持続可能な取り組みのシンボルにもなっている鳥なんだそうです。この「コウノトリの回廊」をくぐり抜け、いよいよ時空を超える“バスツアー”『ミライバス』に乗り込みます。
内部に広がるのは、約 幅3.6m × 高さ9.79mの巨大な曲面スクリーン。
映像が映し出された瞬間、巨大スクリーンで視界全体が覆われることで、まるで本物の乗り物に乗って空間ごとビューンと移動しているかのような感覚に包まれます。
旅のはじまりはなんと神話の世界。「日本のはじまりは兵庫から」という伝承に触れたかと思えば、日本一の酒所として酒蔵を縦横無尽に移動──。さらに、公害や大地震を乗り越えてきた兵庫の歴史が、迫力ある映像とともに胸に迫ります。
まるでドローンに乗って空を舞うような浮遊感と共に、兵庫の「日本一」や「日本初」を次々と体験できる濃厚な10分間。あっという間の没入体験でした!
『HYOGO ミライバス』は、関西パビリオンの中でも必見の体験型コンテンツです。
映像演出を手がけたKOO-KI上原桂ならではの、臨場感あふれる“バスツアー”をぜひ体感してみてください‼️
(予告編はKOO-KI WORKSで公開中🎥)
『ミライバス』体験を終えると、スタンプ台のところで公式スタンプラリーを楽しむDirector白川を発見!関西パビリオンでは一度に9つのスタンプが集まるとあって、満面の笑み。万博2回目の余裕も感じられます。
さらに、KOO-KI東京オフィスメンバーにも遭遇しました。
写真は左から落合 由希、堂園 啓美 、小川 淳、木綿 達史です。みなさん万博にあるKOO-KI制作コンテンツをしっかり目に焼き付けたようです。
その他、関西パビリオンでは、多種多様なコンテンツを楽しめます!
阿波おどり体験や藍染体験ができる「徳島ブース」や、
自然豊かな滋賀の四季折々の風景映像と連動する光のアートが楽しめる「滋賀ブース」、
恐竜を全面に打ち出した恐竜王国「福井ブース」、
鬼太郎・コナンがお出迎えしてくれ、鳥取砂丘も体験できるまんが王国「鳥取ブース」などなど。
正直、9つ全部回ったら1時間では回り切らないぐらい充実したパビリオンでした!
2. 未来の都市パビリオン「めぐみがめぐるエネルギー」
次にご紹介したいのが、KOO-KI制作コンテンツが体験できる【未来の都市パビリオン】。西ゲート近くにそびえるこのパビリオンは、博覧会協会と12社の企業・団体が共創した、“未来”を五感で味わえる巨大な施設です。こちらも広報担当ヒージャー、事前予約を見事ゲット!気合い十分でレポートします。
【未来の都市パビリオン】は全長なんと150m。大阪・関西万博の中でも最大級のスケールを誇ります。
お目当てはもちろん、上原 桂ディレクション、河原 幸治プロデュースによる「めぐみがめぐるエネルギー」ですが、焦る気持ちをぐっと抑え、まずはルート通りに探索開始。
くねくねとした巨大スクリーンが並ぶテーマ展示ゾーンを抜け、コモン展示01、そして事前予約制の「Mirai Theater」で参加型シアターを楽しみました。
さらに進むと、パビリオンのちょうど中央あたりに位置するのがコモン展示02エリアです。
コモン展示02に入るとまず象徴的なのが、暗闇の中に突如現れる4つの巨大な頭部。
“ゆめを見た”をキーワードに、それぞれ個性の違う4人の映像クリエイターが描く4つの「未来の都市」が、この頭の中で繰り広げられます。
頭部の裏側に回り込むと、そこにはスクリーンと座席が。観客はロボットヘッドに搭乗するかのような感覚で、未来都市の夢の世界を旅します。
中でもKOO-KI上原 桂が演出した「めぐみがめぐるエネルギー」では、現代では燃えないゴミとして捨てられてしまうガラクタたちをすべてエネルギーへ変換する、素敵な未来を描いています。
3分半ほどの映像ですが、会場にいた人々は最後までじっとスクリーンを見つめ、その世界に引き込まれていました。
この作品を見た子どもたちが、いつか現実の世界でこの未来を実現してくれる——そんな日が訪れたら、これほど嬉しいことはありませんね!
KOO-KI WORKSではクリエイターが語るみどころなども紹介していますので、併せてご覧ください。
【KOO-KIスタッフからの感想】
・上原さんの映像をはじめ、どの映像も素晴らしかった。長尺で4本立て続けに映像を見せられるブースだったが、飽きずにすべての映像を鑑賞することができた。(Director 山内 香里)
コモン展示02の先にも子供から大人まで楽しく未来を感じられる企業ブースが10個もあります。
シミュレーションゲームのようなコンテンツや、ステージ上でのパフォーマンスと映像が融合する演出など、各企業力のはいったコンテンツがズラッと並びます。人気の体験コンテンツは行列が並ぶなど、【未来の都市パビリオン】もしっかり回ったら到底1時間では足りない施設であることは言うまでもありません。
3.大阪ヘルスケアパビリオン・ミライの都市ゾーン「時空を超える学び場」
東ゲートのそばにある【大阪ヘルスケアパビリオン】は25年後の自分と出会える「リボーン体験ルート」や、「ミライ人間洗濯機」、「iPS細胞」など、話題のコンテンツが多いパビリオンです。こちらのパビリオン、人気のため広報担当ヒージャーは入れませんでしたが、事前予約できたスタッフがいたので感想を伺ってみました!
【大阪ヘルスケアパビリオン】はまず7つのゾーンがあり、中でも人気なのが「リボーン体験ルート」(事前予約制)です。「リボーン体験ルート」はさらに5つのエリアがあり、KOO-KIはその中の一つ2050年頃を想定した「ミライの都市」ゾーンにある、「時空を超える学び場」というコンテンツに携わりました。
「時空を超える学び場」ではanno labさんが企画・制作した、黒板を模したスクリーンをタッチレス操作して未来の学びを体験できる3つのコンテンツがあります。
中でもKOO-KIはメダカの生態を学ぶコンテンツをProduce小澤 利男、 Director原口 甲斐のチームで制作しています。
KOO-KI WORKSでは一部紹介映像と、スタッフリストもご紹介しております。併せてごらんください♪
【KOO-KIスタッフからの感想】
「リボーン体験ルート」は比較的大人向けのコンテンツが多い中、メダカの生態を学ぶコンテンツは子どもから大人まで、楽しく学べるコンテンツだと感じました。所要時間5分なので、タイミングによっては少し並びますが、比較的スムーズに体験できました。(Producer 河原 幸治)
4. 「スシロー未来型万博店」外観&エントランスサイネージ
続いてご紹介したいのが、大屋根リングの中央部「静けさの森ゾーン」のすぐそばにたたずむ「スシロー未来型万博店」。
KOO-KIは上原 桂ディレクション、河原 幸治プロデュースにより、外観サイネージとエントランスサイネージを担当しました。
ここは独立店舗かつ屋外サイネージということで、いつでも観覧可能なのが嬉しいポイント。広報担当ヒージャーも、しっかりその姿を目に焼き付けてきました!
「静けさの森」を抜け、木々の間をくねくねと進むと…突然現れるのが迫力満点の大滝。
店舗の壁面は鏡面仕上げになっており、周囲の緑が映り込むことで、自然と調和した滝の存在感が一層際立ちます。眺めているだけで涼やかな風が吹き抜けるような心地よさでした。
私が到着したのは朝10時50分。
ちょうど「本日の当日受付は終了しました」というアナウンスが響きました。
(なんと当日受付は朝9時50分スタートで、わずか約1時間で夜20時台までの席がすべて埋まったそうです!)
噂通りの大人気ぶりにびっくりです😱
残念そうにしていた私を気遣ってか、スタッフさんがエントランスサイネージを見せてくれました😆
外の猛暑から一転、まるで海の中にいるような涼やかな空間が広がり、待合スペースは別世界。エントランスサイネージの演出が、汗ばむ体をスーッと冷やしてくれるようでした。
さらに、「よければ中もどうぞ」と声をかけていただき、客席も見学。まるで森の中にいるかのような温もりを感じる店内に、最新式の大型タッチパネルがずらりと並んでいました。
KOO-KI WORKSでは制作意図なども紹介していますので、併せてご覧ください。
ちなみに、Producer河原 幸治は朝イチでスシローに向かい、お昼12時台の席をゲット。
…と思いきや、実際は他パビリオン見学で間に合わず、15時台に再チェックインしたそうです。
万全の来店システムがあるおかげで、安心してパビリオン巡りができたとのこと。
さすが、このプロジェクトに携わった河原さん、抜群の段取り力を見せてくれました!
写真は左から、河原 幸治、梶原 有美、古城戸 利香です。自社制作コンテンツを前にテンション高めの3人です😆
【KOO-KIスタッフからの感想】
・前を通った人ならかならず記憶に残るビジュアルになっていると思います。シンプルだけどとても良い映像に仕上がってると思いました。(Director 木綿 達史)
・入店した右側・待合場所の映像。シースルーLEDスクリーンで外が程よく見えて、万博会場とのつながりがあってよかった。涼しげな海の中にいる感がすごく出ていて、暑い屋外からの入店でホッと一息、今からお魚頂くぞー!とアガりました。(Production Manager 古城戸 利香)
・見つけた瞬間にテンション上がったのと、外が暑すぎるのもあってサイネージで涼しく感じれました!(Production Manager 城島 杏奈)
映像クリエイター達の心を動かした“推しコンテンツ”と見どころもご紹介!
ここからは映像制作会社KOO-KIスタッフが万博会場にあるコンテンツの中で、みんなの心を動かした“推しコンテンツ”(自社制作コンテンツを除く)を、ご紹介していきたいと思います。
(あくまでKOO-KIスタッフが約1日間楽しんだ中で選んだ“推しコンテンツ”のご紹介になります。全コンテンツを網羅した上でのコメントではありませんので、あらかじめご了承ください🙇♀️)
KOO-KIスタッフが選ぶ“推しコンテンツ”
⚫️「BLUE OCEAN DOME」
エントランスのインスタレーションも良かったですし、中の映像も、グロテスクで美しいものに仕上がってました。抽象的で説明は一切ない映像ですが、メッセージもしっかり伝わるものになっていてとても良かったです。(Director 木綿 達史)
⚫️「コモンズD /マーシャル諸島」
派手さはなく、モニター映像と民芸品・パネル展示のブース。 他国の入植、占領(日本も)。戦後12年間にわたって67回もの核実験が環礁で行われ被爆した住人たち。そして今は気候変動の影響で島が小さくなっている事実。 「マーシャル人が世界的な負担を負うことは決してあってはなりません」というコメントは響きました。 日常どうしても身の回りのことで思考が専有されてしまいますが、万博はそれを改めて拡げる場だと感じたブースです。 そしてマーシャルの人々が独自に開発したスティックチャート(海図)が興味深かったです。使い方がさっぱりわかりませんでしたが、これを暗記して航海には海図を持っていかないそうです。GPSなんかではなく、身の回りのもので作って受け継いで、無事に航海している人たちを尊敬します。(Production Manager 古城戸 利香)
⚫️「NTTパビリオン」
・Perfumeや他の演出も良かったが何より最初の映像がかなり臨場感があった。(Production Manager 城島 杏奈)
・イメージさせるのが難しい話を構成と演出でうまくエンタメ体験に落としていて素晴らしかった。ゾーン1:通信技術の発展の歴史をベースにしたプロローグ→ゾーン2:Purfumeのエンタメで通信技術をエンターテイメント的に魅せる→ゾーン3:観客が主体の驚きが残る体験 空間や映像の演出もカッコよかったです。(Director 山内 香里)
⚫️シグネチャーパビリオン「EARTH MART」
「野菜のいのち」という在来種の野菜たちを展示したブースにあった、野菜の最後の姿に心動かされました。スーパーで売られているような野菜は最終的に腐ってしまうけれど、在来種の野菜の最後は、子孫を残そうと綺麗に種を残すなどカラカラに乾燥・朽ちていく姿を見て、食べ物・命について深く考えさせられました。 (Assistant Director 石井 真登)
🎙️KOO-KIのPodcast「ケイシャのしゃべり場」でも万博回を配信中!
1970年に開催された前回の大阪万博に行った経験を持ち、今回の大阪・関西万博では2つのコンテンツ制作にプロデューサーとして関わるなど、両方の万博を知るProducer小澤 利男をゲストにお迎えしています🔥 Podcastでも大阪・関西万博のリアルな感想を紹介していますので、こちらも併せてお楽しみください♪
最後に🥂
KOO-KIでは毎年7月に1年間の業績発表のタイミングで、各オフィス(福岡・東京・大阪)への視察も兼ねていづれかの都市へ赴き、社員旅行もあわせて開催しています。今年は大阪・関西万博が開催中であるという事と、大阪オフィスのProducer窪田 善仁を筆頭に、Bar SORA-KEが大阪にオープンしたという事で社員全員が大阪に集合。もちろん2次会はBar SORA-KEで開催されました。
大阪にお越しの際は、ぜひBar SORA-KEへも足を伸ばしていただけますと幸いです。
■店舗情報
開店日:2025年4月12日(土)20:00
店舗名:Bar SORA-KE
住所:大阪府大阪市北区大淀中3丁目19−8
営業時間:20:00〜翌03:00
電話番号:06-6147-3745
Instagram:@sora_ke