KOO-KI TOPICS - 『虎がにじんだ夕暮れ』がにじんだ夕暮れ

『虎がにじんだ夕暮れ』がにじんだ夕暮れ

現在、KOO-Kiで大プッシュ中の小説「虎がにじんだ夕暮れ」に、もれなく私・なべこも感動したので、その感動を少しでもお伝えしたく、拙文ながら読書感想文を書いてみます。現在、KOO-Kiで大プッシュ中の小説「虎がにじんだ夕暮れ」に、もれなく私・なべこも感動したので、その感動を少しでもお伝えしたく、拙文ながら読書感想文を書いてみます。 読書というのは、非常に個人的な体験で、その感想もあくまでも自分との対話でしかないのですが、 少しでもこの感動をお伝えできればと、書いてみます。 著者の山田隆道さんは、奥付のプロフィール欄によると、1976年生まれ、と書いてあり、なべこもほぼ同年代。 よって、小説の舞台となっている1985年~昭和の終わりころにかけて、主人公の雅之とほぼ同じ年頃で過ごしています。 1985年なんて昨日のことのようであり、この小説の中には、その「昨日のような」1980年代が描かれています。 それだけでも、アラフォーにはけっこうぐっと来ます。 大阪における阪神ファンライフが非常に濃厚に描かれており、そこに関しては、 九州育ちのなべこから見ると「うわっ、超想像通りやん!」というくらいベタなライフが広がっています。 たこ焼きとか。吉本とか。 その中を、さらに濃いぃ阪神ファンのじじい(敬意をこめて)が縦横無尽に駆け回っており、暑苦しくもある。 いや、じじいは別に走ってるわけじゃないんだけど、暑苦しくも愛すべきじじいが生き生きと肩肘張らずに人生を謳歌していて、 濃厚さに驚きつつも、ほのぼのとしてしまいます。 畑で脳内妄想・阪神巨人戦を一人演じるじじい。 勝手にハンストをしてあまりにも弱い阪神タイガースに抗議するじじい。 自分の体には、阪神タイガースイエローの血が流れているとうそぶくじじい。 これだけ書くと、「そんな典型的な大阪じじい、おるわけないやろっ!」となぜかこちらもエセ関西弁でツッコミたくなるのですが、 小説を読んでいると、本当に目の前にいてもおかしくない気分になってくる。 かと思えば、孫の300円をパクっても認めないのに、自慰行為を目撃されたことを恥じ小遣い千円をやってしまったり、 「アンチ巨人の阪神ファンは了見が狭い」を言いながら、なぜか奥さんであるおばあちゃんは巨人ファンだったり、 という矛盾をかかえるじじいが、愛しくてたまらなくなってくるから不思議です。 マナーも口も悪いけど、ふっと 「これからの長い人生、きっとマーには色んなことが待ってる。 とにかく、いっぱい後悔せいよ。 山ほど後悔して過去を女々しく振り返って、下をトボトボうつむきながら、それでも人は生きてしまうもんなんや。」 などと哲学的なことを言うじじい。 でも、きっと人間ってそんなものなんですよね。 常に矛盾を抱えて、後悔もいっぱい抱えて、それでも生きていく。 別段、大仰に構えなくても、市井の人々の生活や人生はそうやって流れていくものなのだ、 ということを、思い出させてくれる、じじい。 主人公である「雅之」(もちろん掛布雅之にちなんで命名される)から見たじいちゃんの物語、 そして語り手であるヘタレ雅之の物語が、それを読む自分の来し方とも重なってきます。 大阪のローカル・ライフの様子も、興味深い。 公民館で近鉄の試合を見守る近所のひとびとの暖かさや、 半ライス、ゲンゴさん、ジロベアン、タモちゃん、江夏(猫)、田渕(犬)などといった ありえない登場人物の名前が「ああーあるかもね」と思わせる絶妙ぶり。 1985年以降の阪神の動静については、とりたてて野球ファンではない私でも、多少は知っているので、 なんとなく物語の展開は読めるのだけど、それでもぐいぐい引き込まれるテンポの良さ。 そして、雅之と初恋の彼女・千里との純愛。 こちらも展開が読めるかな、と思いながら進んでいくと、思わぬエンディングに思わず頬がゆるむのですよ。 あーこのラスト、いい。 一つだけ、「おしい!」((c)おしい!広島県)と言わせていただくなら、 千里がいいオンナすぎる。初登場は中学生なのに、すでにいいオンナすぎる。 これは、男性が著者だから、理想の女性像? ダメ女も出てきます(笑)が、千里しかり、ばあちゃんも、かあちゃんもいいオンナすぎる。 ねえちゃんはちょっと怖いけど。 もしやこれは山田さんの実体験なのか??? 最後に表紙の裏に書いてあったステキな言葉を。 「好きなもんに、一生懸命って、当たり前や。 でも、そうできるのは、幸せなことや。 ・・・・・ありがたいことやで。」 -------------------------------------------------------------------- そんなステキな小説を書かれた著者・山田隆道さんが、明日12/8(土)夜、豚骨ロックへ登場! 江口カン、飯塚貴士さん、倉本美津留さんとともにトークライブを行います。 「虎がにじんだ夕暮れ」のお話や秘話が聞けるレアなチャンスです! <<豚骨ロック!47杯目>> 山田隆道×江口カン×飯塚貴士×倉本美津留 トークショー&ライブ開催! 日時:12月8日(土) 開場:20時(江口カンは21時ころ~出演予定です) 場所:南青山レッドシューズ 住所:〒107-0062 東京都港区南青山6丁目7-14 チガー南青山 B1F 電話:03-3486-1169 料金:メール予約2000円(tonkotsu69@livedoor.com)、当日2300円 ※クラブイベントになりますので、オールナイトとなります。 詳細はイベント公式ブログをご覧ください。 http://blog.livedoor.jp/tonkotsu69/ 読書というのは、非常に個人的な体験で、その感想もあくまでも自分との対話でしかないのですが、 少しでもこの感動をお伝えできればと、書いてみます。 著者の山田隆道さんは、奥付のプロフィール欄によると、1976年生まれ、と書いてあり、なべこもほぼ同年代。 よって、小説の舞台となっている1985年~昭和の終わりころにかけて、主人公の雅之とほぼ同じ年頃で過ごしています。 1985年なんて昨日のことのようであり、この小説の中には、その「昨日のような」1980年代が描かれています。 それだけでも、アラフォーにはけっこうぐっと来ます。 大阪における阪神ファンライフが非常に濃厚に描かれており、そこに関しては、 九州育ちのなべこから見ると「うわっ、超想像通りやん!」というくらいベタなライフが広がっています。 たこ焼きとか。吉本とか。 その中を、さらに濃いぃ阪神ファンのじじい(敬意をこめて)が縦横無尽に駆け回っており、暑苦しくもある。 いや、じじいは別に走ってるわけじゃないんだけど、暑苦しくも愛すべきじじいが生き生きと肩肘張らずに人生を謳歌していて、 濃厚さに驚きつつも、ほのぼのとしてしまいます。 畑で脳内妄想・阪神巨人戦を一人演じるじじい。 勝手にハンストをしてあまりにも弱い阪神タイガースに抗議するじじい。 自分の体には、阪神タイガースイエローの血が流れているとうそぶくじじい。 これだけ書くと、「そんな典型的な大阪じじい、おるわけないやろっ!」となぜかこちらもエセ関西弁でツッコミたくなるのですが、 小説を読んでいると、本当に目の前にいてもおかしくない気分になってくる。 かと思えば、孫の300円をパクっても認めないのに、自慰行為を目撃されたことを恥じ小遣い千円をやってしまったり、 「アンチ巨人の阪神ファンは了見が狭い」を言いながら、なぜか奥さんであるおばあちゃんは巨人ファンだったり、 という矛盾をかかえるじじいが、愛しくてたまらなくなってくるから不思議です。 マナーも口も悪いけど、ふっと 「これからの長い人生、きっとマーには色んなことが待ってる。  とにかく、いっぱい後悔せいよ。  山ほど後悔して過去を女々しく振り返って、下をトボトボうつむきながら、それでも人は生きてしまうもんなんや。」 などと哲学的なことを言うじじい。 でも、きっと人間ってそんなものなんですよね。 常に矛盾を抱えて、後悔もいっぱい抱えて、それでも生きていく。 別段、大仰に構えなくても、市井の人々の生活や人生はそうやって流れていくものなのだ、 ということを、思い出させてくれる、じじい。 主人公である「雅之」(もちろん掛布雅之にちなんで命名される)から見たじいちゃんの物語、 そして語り手であるヘタレ雅之の物語が、それを読む自分の来し方とも重なってきます。 大阪のローカル・ライフの様子も、興味深い。 公民館で近鉄の試合を見守る近所のひとびとの暖かさや、 半ライス、ゲンゴさん、ジロベアン、タモちゃん、江夏(猫)、田渕(犬)などといった ありえない登場人物の名前が「ああーあるかもね」と思わせる絶妙ぶり。 1985年以降の阪神の動静については、とりたてて野球ファンではない私でも、多少は知っているので、 なんとなく物語の展開は読めるのだけど、それでもぐいぐい引き込まれるテンポの良さ。 そして、雅之と初恋の彼女・千里との純愛。 こちらも展開が読めるかな、と思いながら進んでいくと、思わぬエンディングに思わず頬がゆるむのですよ。 あーこのラスト、いい。 一つだけ、「おしい!」((c)おしい!広島県)と言わせていただくなら、 千里がいいオンナすぎる。初登場は中学生なのに、すでにいいオンナすぎる。 これは、男性が著者だから、理想の女性像? ダメ女も出てきます(笑)が、千里しかり、ばあちゃんも、かあちゃんもいいオンナすぎる。 ねえちゃんはちょっと怖いけど。 もしやこれは山田さんの実体験なのか??? 最後に表紙の裏に書いてあったステキな言葉を。 「好きなもんに、一生懸命って、当たり前や。  でも、そうできるのは、幸せなことや。  ・・・・・ありがたいことやで。」 -------------------------------------------------------------------- そんなステキな小説を書かれた著者・山田隆道さんが、明日12/8(土)夜、豚骨ロックへ登場! 江口カン、飯塚貴士さん、倉本美津留さんとともにトークライブを行います。 「虎がにじんだ夕暮れ」のお話や秘話が聞けるレアなチャンスです! <<豚骨ロック!47杯目>> 山田隆道×江口カン×飯塚貴士×倉本美津留 トークショー&ライブ開催! 日時:12月8日(土) 開場:20時(江口カンは21時ころ~出演予定です) 場所:南青山レッドシューズ 住所:〒107-0062 東京都港区南青山6丁目7-14 チガー南青山 B1F 電話:03-3486-1169 料金:メール予約2000円(tonkotsu69@livedoor.com)、当日2300円 ※クラブイベントになりますので、オールナイトとなります。 詳細はイベント公式ブログをご覧ください。 http://blog.livedoor.jp/tonkotsu69/