福岡発のTVアニメ『メカウデ』を手がけたTriFスタジオさんにお邪魔してきました!
どうも!KOO-KI広報担当のヒージャーです。
さて、皆さんは毎期たくさんのアニメが誕生しているアニメ戦国時代の令和に、福岡の地で誕生した2024年注目の秋アニメが存在することを、ご存知でしょうか?
「え?福岡でアニメ制作って、一部分に携わったとかじゃないの?」
「TVアニメって東京とか京都とかのアニメスタジオでほとんど作られてると思ってた。」
って思いませんでした?
アニメにそんなに詳しくない私は、お恥ずかしながらそう思っていました(汗)。
ところがお話しをよく伺ってみると、最初のメインスタッフは6名からスタートしそこから仲間を増やして、本当に福岡で全12話のTVアニメを、自分たちだけで作り上げたというから驚きです!
そのTVアニメというのが、その名も『メカウデ』。
あ!深夜にTVで観た!Amazon Prime Videoで観た!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
完成はなんと構想から足掛け10年!原案から全12話すべてのアニメ制作を手掛けたのは、福岡に拠点を構える、新進気鋭の映像プロダクション「TriFスタジオ」さん。さらにアニメの舞台は北九州市がモデルというから、まさに正真正銘、福岡発のオリジナルアニメなんです‼️
しかも、国内外のクラウドファンディングで資金調達に成功し、世界中から注目されているアニメなんです‼️
『メカウデ』は、普通の中学生活を送っていた主人公の“ヒカル”と、人間に結合することで活動できる“ウデ”型機械生命体・メカウデの“アルマ”との冒険と戦いを描く作品です。
2024年10月3日よりTOKYO MX、テレビ西日本、BS朝日、関西テレビにて放送が開始され、ABEMAやTVer、Amazon Prime Videoなどでも絶賛配信中です‼️
詳しくは『メカウデ』公式サイトをご覧ください。
と、熱くアピールしておりますが、TVアニメ『メカウデ』の制作にKOO-KIは一切関わっておりません😅
しかし!『メカウデ』を手がけたTriFスタジオさんは、同じ福岡を拠点とする映像制作会社ということで、KOO-KIスタッフも試写会にご招待いただき、1話・2話を放送前に鑑賞させて頂く機会がありました。
そこで『メカウデ』を観たケイシャメンバーの山内・原山は、大迫力のアニメーション映像に魅了され、すぐさまTriFさんにKOO-KIのPodcast「ケイシャのしゃべり場」へのゲスト出演を熱烈オファー🔥
今回は興奮冷めやらぬ状態のケイシャメンバーが
TriFスタジオさんのオフィスに押しかける形で
「ケイシャのしゃべり場」の出張収録をさせてさせていただきました🙏
という事で、今回はケイシャのしゃべり場の収録裏話や、トーク内で紹介された映像をこちらの記事ではしっかり紹介していこうと思います。
ちなみに<TriFスタジオ メカウデ回>全3話では、
☑️TriFスタジオさんとKOO-KIの関係。
☑️どうやって福岡&少人数でアニメ制作を実現させたのか
☑️独自のアニメ制作フローを編み出した、TriFスタジオさんの魅力について
がたっぷり聴けますよー!
これを聴けば、地方で働くクリエイターの方々の励みになること間違いナシ!
勇気と希望みなぎるお話しになっていますので、ぜひTVアニメ『メカウデ』と併せてお楽しみ頂けますと幸いです。
【収録前】KOO-KIとの関係性が色濃く滲む、TriFスタジオさんのオフィス
まずはPodcast収録前の様子をご紹介。
ドキドキしながら「TriFスタジオ」さんの玄関扉を開けると、そこには今までにTriFさんが手がけた映像作品や『メカウデ』グッズがズラリと並んでいました。
中には、木綿達史監督作品『SUSHI POLICE』のBlu-rayやKOO-KI 20周年記念のデモリールも飾ってあるではありませんかっ!収録前に意外な発見をして、KOO-KI広報担当の私もテンション爆上がりに。
そして、オフィス内の様子がコチラ
総勢約20名のスタッフの方々が黙々と画面に向かって作業しています。
なんだかこの黙々加減、KOO-KIの雰囲気と似てる…。
このオフィスの雰囲気から、TriFスタジオさんとKOO-KIの関係性をよく知らない&『メカウデ』試写会も行けてない、もちろんTriFさんにお邪魔するのも初めて!という私でしたが😅「今日はなんだか濃い話が聴けそう!」とワクワクするものがありました。
さて、マイクのセッティングも完了したのでいよいよ収録です。
今回は『メカウデ』完成までの10年という長い道のりを振り返りながら関わった人物をしっかり深掘りしていこうと、以下の順番でゲスト出演いただきました。ゲストの役職と『メカウデ』での役割なども整理してみたので、Podcastを聞く際の参考にしてくださいね。
<ゲスト一覧>
【前篇】#160 TriFさんとKOO-KIの出会い〜「やったことない仕事」を「やり抜く」秘訣
麻生秀一さん:TriFスタジオ 代表取締役
『メカウデ』アニメーションプロデューサー
河村翔太さん:TriFスタジオ CGI&VFXクリエイター
『メカウデ』3DCG監督
【中篇】#161 イラストから始まった、手探りだらけの10年間に迫る!
麻生秀一さん:TriFスタジオ 代表取締役
『メカウデ』アニメーションプロデューサー
オカモト監督:TriFスタジオ アニメーション作家・イラストレーター
『メカウデ』原案・監督
【後篇】#162 覚悟の連続だった『メカウデ』。だけどオリジナル作品はやめられない!
麻生秀一さん:TriFスタジオ 代表取締役
『メカウデ』アニメーションプロデューサー
大目貴之さん:TriFスタジオ ディレクター・プロデューサー
『メカウデ』編集・撮影
そしてTriFさんの打ち合わせスペースに作った収録ブースでの集合写真がコチラ!
写真右下から反時計回りにTriFスタジオの河村翔太さん、オカモト監督、全話に出演いただいた代表の麻生秀一さん、MCのKOO-KI原山&山内です。TriFスタジオの大目貴之さんは東京オフィスからリモート参加していただきました。
【前篇】#160 :TriFさんとKOO-KIの出会い〜「やったことない仕事」を「やり抜く」秘訣
さて、いよいよ収録スタートです!
まず1話目のゲストはTriFスタジオの創立メンバーである、代表の麻生秀一さんと、CGI&VFXクリエイターの河村翔太さんをお呼びしています。
さらに、TriFスタジオさんを古くから知る人物という事で、KOO-KIディレクター兼 代表取締役社長の木綿達史にもスペシャルゲストとしてリモート出演いただきました。
KOO-KIの中では木綿が一番最初にTriFスタジオさんとお仕事をご一緒したそうなのですが、そもそもTriFスタジオさんと木綿さんが出会ったきっかけは?という話から、TriFスタジオさんが一番最初にKOO-KIと手掛けた作品としてご紹介いただいたのが、2016年に放送された木綿達史監督作『SUSHI POLICE』。TOKYO MX開局20周年記念で制作された、1話約3分半、全13話の短編テレビアニメ作品です。
TriFスタジオさんには、プリプロット制作、美術設定、メカニックデザイン、サブキャラのデザイン、CG、モデリング、背景美術などなど、かなりの部分で活躍いただいています。
そんな『メカウデ』の前日譚とも言える?『SUSHI POLICE』のトレーラーは以下よりご覧いただけます😆
同じアニメと言えど、こちらはゴリっゴリの3DCGアニメというのがお分かりいただけましたでしょうか?
『SUSHI POLICE』の制作に関わっていた当時、まだ大学のサークルのようだったというTriFスタジオさん。「ケイシャのしゃべり場」ではそのTriFスタジオの初期メンバーである麻生さんと河村さんが、初めてゼロから作るオリジナルアニメとして『SUSHI POLICE』に出会ったところから、どんな影響を受けて今回の『メカウデ』にもそのノウハウが生かされているのかなど、たっぷりとお話しいただいています👇
そして、TVアニメ『メカウデ』にビビッ!と来た方は、『SUSHI POLICE』本編もAmazon Prime Videoでシリーズ全13話と劇場公開版をご覧いただけますので、良かったら合わせてご覧ください😆
また、TriFスタジオさんのお名前もしっかり記載された『SUSHI POLICE』のスタッフリストはコチラからご覧いただけます。
さて、冒頭では「KOO-KIはTVアニメ『メカウデ』に一切携わっていません!」と言っていましたが、『SUSHI POLICE』で大変お世話になったという事で、実はKOO-KI代表の木綿だけ『メカウデ』のパイロット版には、コンポジット協力として携わっていました。
そして、その時に完成したパイロット版がコチラ☟
当初『メカウデ』はTriFスタジオさんの自主制作アニメだったということで、海外のクラウドファンデイングで資金調達の成功を経て、パイトロット版を制作されたそうです。その時のクラウドファンディングを実施した経緯や、資金調達成功後のエピソードなどもPodcastではたっぷりお話しいただいています。
このパイロット版アニメが世界中から注目を集め、さらにアニメシリーズの制作が本格始動していったというのは、感慨深いですね〜。
【中篇】#161 :イラストから始まった、手探りだらけの10年間に迫る!
さて、続いては河村さんに替わって『メカウデ』の原案・監督をつとめたオカモト監督の登場です!
まずはオカモト監督がKOO-KIと一緒に手がけた作品の思い出からはじまり、その時に話題に上がったのが、KOO-KI白川東一が演出を担当し、オカモト監督がアニメーションを手がけた、南阿蘇村観光復興プロジェクト交流協議会 アニメーション「最終回のうた」です。
以下より約7分のショートアニメーションを全編ご覧いただけますので、宜しければぜひご覧ください。
本作品は「宮城・仙台アニメーショングランプリ2018」でグランプリを受賞しています。(その時の模様とスタッフリストはコチラをご覧ください。)
因みに、この「最終回のうた」のアニメーションを制作していた当時、オカモト監督はまだ大学生だったそうで、学業と仕事の合間に息抜きとして描いていたのが、なんと『メカウデ』のヒロイン・アキちゃんのイラストだったんだそうです!
しかし、息抜きに描いていたイラストが、どうやってTVアニメ全12話にまでなったの⁉︎
というところはPodcastでちゃんとお話し伺っています!
ここでは詳細には書きませんが、
オカモト監督がラクガキをTriF麻生さんに見せたところから始まり、海外のクラウドファンディングで資金調達に成功。アニメ作らなきゃだけど作り方が分からない!とアドバイスをもらいに、同じ福岡企業のサイバーコネクトツー 松山洋社長を訪ねたところ怒涛の展開!自主制作アニメが超豪華声優陣が出演する全12話のTVアニメになった経緯などを順を追ってたっぷりとお話しいただきました。
…詳細に言っちゃってるやん!と思った方には、敢えて言いたい。
TriFさんのもがきは、こんなもんじゃないっっ‼️
さらっと200文字程度で全てを言い表せるレベルじゃありませんので、ぜひPodcastを聴いて欲しいです。
さらに、オカモト監督に聞いた最後の質問。
「今までの人生で一番大変だった瞬間は?」
この問いに対するオカモト監督の回答が、意外過ぎて一同驚愕。
まさかのあの時だったとは…‼️
気になる続きは、ぜひPodcastでお聴きください👇
【後篇】#162 :覚悟の連続だった『メカウデ』。だけどオリジナル作品はやめられない!
さて最終話のゲストはオカモト監督に替わって、TriFスタジオのディレクター・プロデューサーの大目貴之さんに出演いただきました。大目さんはTriFスタジオの東京オフィスに在籍しているという事で、今回はリモートで参加いただきました。
大目さんは元々、TVCMなど実写も多く手がけている方で『メカウデ』では編集と撮影を担当しています。そこで、映像プロダクションとアニメスタジオの編集の違いについて触れたなかで、TriFスタジオさんのアニメの作り方が、アニメの常識を打ち破るような独特な作り方だったという新事実を知ることに!そこにはTriFスタジオさんの成り立ちが密接に関係していたのです。
さらに『メカウデ』は自社でほぼ全て作り上げた作品ということで、TriFスタジオさんの社内の体制は『メカウデ』を制作する前と後ではスタッフも当然大幅に増えたとは思うのですが、具体的にはどのように変わっていったのか、という点も伺っていきました。
そこにはTriFさん曰く、度重なる覚悟があったんだそう。
ということで、その覚悟の数々を書き出してみました。
【覚悟①】パイロット版の完成!次はテレビアニメ全12話を作るぞ!
→でも社内スタッフは数名しかいない…😱
【覚悟②】実績のあるアニメスタジオに協力を求めよう!
→どのスタジオも数年先まで仕事が埋まっている…😱
【覚悟③】自分たちだけで作るしかない!スタッフを募集しよう!
→未経験者はたくさん集まったが、経験者が集まらない…😱
【覚悟④】未経験者にアニメ作りを教えることから始めよう!
→ほぼ1年間は教育の時間に費やす…😱
言葉で書くとさらっとしていますが、なかなか途中で諦めたくなるような難問の数々です。Podcastではもっと赤裸々に語っていただいていますので、麻生さん、大目さんの肉声で数々の覚悟(もがき)を実際にお聴きいただければと思います!
他にも、社内スタッフだけで制作するメリットや、大人数だからこそ心掛けているコミュニケーションの取り方、TriFさんの今後の展望などもたっぷり伺っていますので、ぜひお聴きください👇
【最後に】『メカウデ』をとにかく観て欲しい!
構想から10年かけて完成させたという、TriFスタジオさんのオリジナルアニメ『メカウデ』。Podcastではアニメの内容というよりは、どういった経緯で、どんな体制で、どんな想いでこのアニメを作ったのかという点にフォーカスしていますが、とにかく映像のクオリティも去ることながら、ストーリーも面白いのでぜひ観て欲しい!
ということで『メカウデ』のオンエアー情報などを以下にお知らせします!
📺放送情報
TOKYO MX:2024年10/3(木)より毎週24:30〜
テレビ西日本:2024年10/4(金)より毎週26:00〜
BS朝日:2024年10/6(日)より毎週23:30〜
関西テレビ:2024年10/6(日)より毎週25:59〜
💻配信情報
<単独最速先行配信>
ABEMA
<見放題サービス>
バンダイチャンネル/dアニメストア/DMM TV/FOD/Hulu/J:COM/STREAM 見放題/Lemino/milplus/Pontaパス/Prime Video/TELASA/U-NEXT
その他、『メカウデ』公式サイトには都度課金サービス、最新話無料サービス、海外のストリーミング情報まで紹介されているのでぜひご覧ください。
💻コミック
LINEマンガとebookjapan でもマンガ版『メカウデ』をご覧いただけます!
上記の通り『メカウデ』は本当に色んなメディアでお楽しみいただけますので、お好きなものをお選びください。
今回「ケイシャのしゃべり場」では『メカウデ』という福岡発のアニメを通して、TriFスタジオさんの魅力をお伝えしてきましたが、TriFさんの奮闘ぶりがまたKOO-KIの若手にも刺激を与えるなど、作品を通してアツい想いが循環しながら成長を続ける福岡のクリエイティブ業界もちょっぴり垣間見ることができました。
今回のPodcastを聴くことで、クリエイティブ業界で働く方々のモチベーションUPにつながり、もっとオモシロイ作品がどんどん生まれたら嬉しいなと思っています😆
それでは、最後まで長文にお付き合いいただきありがとうございました!
<関連リンク>
▽「ケイシャのしゃべり場」概要